間伐材で作った虫かご、仙台市のふるさと納税返礼品に 就労支援事業所「まどか」が製作 職人や学生らと連携(河北新報)
(「河北新報」令和7年11月18日付け記事より引用)
社会福祉法人仙萩の杜が運営する就労継続支援B型事業所「まどか」(仙台市太白区)が製作に関わった間伐材の虫かご「くわかぶハウス」が、仙台市のふるさと納税の返礼品に採用された。県内の職人や学生と連携し、付加価値を高めるアップサイクルの商品。取り組みを通じて、障害者の工賃アップにつなげたい考えだ。

くわかぶハウスは幅33センチ、奥行き23・5センチ、高さ25センチ。育林のために伐採された県産スギを加工した木枠に、昆虫を飼育するプラスチック製の箱をはめ込んだ。発光ダイオード(LED)でライトアップも可能。ファミリー層をターゲットに、シンプルなデザインに仕上げた。
開発製造には、石巻市で林業の技術指導や森林資源の活用に取り組む合同会社「もものわ」と太白区の家具工房「COLLAGE」、宮城野区の仙台ECO動物海洋専門学校が協力した。
まどかから相談を受けた同校エコ・コミュニケーション科の学生約10人が、虫かごのコンセプトやデザインを提案。もものわから仕入れた間伐材をCOLLAGEが加工し、まどかの通所者が完成後の包装などを担当する。
12月末までの受注生産。ふるさと納税サイト「ふるぽ」か「ふるさとチョイス」で仙台市に6万500円以上寄付すると、返礼品として選べる。ニジイロクワガタの雌雄ペアのほか、止まり木が付く。
2023年度の県内の就労継続支援B型事業所平均工賃は2万2973円で、全国平均(2万3053円)をやや下回る。まどかの横田健一郎施設長は「事業所ではカフェも営業しているが、衛生面の管理上、作業が難しい人もいる。事業内容や扱う商品を増やし、障害者にできる仕事の幅を広げたい」と話す。
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